「さて、挨拶も終わった事だし帰るか」
先生は、そう言うと背を向けて歩き出してしまう。
えぇっ!?
「ちょ…ちょっと、待って下さい!?先生…」
私は、慌てて追いかけた。
仕方がなく先生の少し後ろをついて行く。
先生は、息子の睦月君と手を繋ぎ
さっさと歩いていた。
特別に何かを話す事もせずに無言。
何だか私の方が気まずい。
自宅マンションに戻ると先生が私に
「じゃあ俺は、仕事に戻るから後の事は、頼む。
睦月に持って来たケーキでも食べさせてやれ」
「あ、はい。」
慌てて返事をするとさっさと
自分の仕事部屋に入ってしまった。
えっ?それだけ?
私に後のことを頼みさっさと部屋に入るし
息子の睦月君とろくな会話も無い。
この親子は、一体何だろうか?
いや。それより私は、どうしたらいいの?
慌ててスケジュール帳に書いてあるメモを再確認する。
そういえば
子守りも仕事の内に入っていたわ!?



