イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)


「さて、挨拶も終わった事だし帰るか」

先生は、そう言うと背を向けて歩き出してしまう。

えぇっ!?

「ちょ…ちょっと、待って下さい!?先生…」

私は、慌てて追いかけた。

仕方がなく先生の少し後ろをついて行く。

先生は、息子の睦月君と手を繋ぎ
さっさと歩いていた。

特別に何かを話す事もせずに無言。
何だか私の方が気まずい。

自宅マンションに戻ると先生が私に

「じゃあ俺は、仕事に戻るから後の事は、頼む。
睦月に持って来たケーキでも食べさせてやれ」

「あ、はい。」

慌てて返事をするとさっさと
自分の仕事部屋に入ってしまった。

えっ?それだけ?

私に後のことを頼みさっさと部屋に入るし
息子の睦月君とろくな会話も無い。

この親子は、一体何だろうか?
いや。それより私は、どうしたらいいの?

慌ててスケジュール帳に書いてあるメモを再確認する。

そういえば
子守りも仕事の内に入っていたわ!?