「どうやってみんなは起きてるの…泣
私は目覚まし、いつの間にか消しちゃうんだよー起きたくないのー」

「アホか。
起きたくないのーじゃねーよ。
近いのに、毎日遅刻とは…
明日から誰か迎えに行かせる」
葵の呆れた声で言っていたが、聞こえないふり。

教室の扉が開いて、佐原先生が入ってきた。
「黒沢いるな。遅刻した罰として、教材運ぶの手伝え。」