夏の香り、 高くなった空。 青い空を悠々と泳ぐ入道雲はとても大きく見えた。 「行って来まーす!」 俺は今日、釣りに出掛けることにした。 蝉の鳴き声がこのド田舎に響き渡っていた。 ―サァァァ サァァァ 川の涼しげな音が聞こえた。 「よっこらしょっと…ここら辺にするか」 早速準備して、釣りに取りかかった。