一途な彼と不器用彼女①





蒼依「梨絵!早く作らないと!
ってかもー梨絵泣き止んでよ。」



なんかまた泣きだしちゃったみたい。


もー早く泣き止んでよね。


怒られちゃうのは私なんだから。



梨絵「グズ…うん!泣き止んだ!!
よし!気合い入れて作ろ!」



梨絵、まだ涙目なんですけど?


ま、あえてそこは言いません。



それよりみんなどのくらい食べるんだろ?


やっぱり食べ盛り?だからたくさん食べるのかな?


とりあえず適当に作ればいっか。


余れば明日食べればいいし。



なんて考えているともう煮込みハンバーグができた。



梨絵「できたからみんなの所にもっていこ!
私この皿二つ持つから蒼依も2つ持ってきてね?」



蒼依「わかった。」



今日のハンバーグの出来栄えもいいんじゃない?


ま、味は食べないからわからないけど。


これなら緒久魁柊にもバカにされないと思う。



蒼依「はいみんなできたから。」



テーブルとローテーブルの上に出来上がった物を並べていく。


その反応はやっぱり。



蒼兎・優衣・夏々・啓「うわぁ!(おお!)」



なんて子供みたいに騒ぐ4人。


ま、2人は子供なんだけどね?