一途な彼と不器用彼女①





疾風「蒼依…殺気…。」



あ、殺気が出てたみたい。


上條の人の顔を思い出してたらね?


ついつい殺気が出ちゃうの。


普段はちゃんと抑えてるからね?



蒼依「ごめんね、王霸さん。
って言ってもまだ1%も出してないからね。」



『てへ☆』


なんて可愛いことは言えません、ごめんね?


『てへ☆』まではいかないけど。


言った後にちょっと微笑んでしまった。



「「「は?」」」



あれ?3人しかいないけど…って倒れてる。


そんなに強かったのかな。


じゃあ私殺気だけで人殺せちゃう?



戒「なぜ殺気がだせるんだ?」



んー、それはね?


私が"元紺野組時期組長"だったから。


数年前に戦いがあってその時に組長が仲間を庇ってなくなったから。


だから元紺野組なの。


まあ、彼らたちにはそんな事言えないけど。


だって紺野組は1人残らず殺られたから。


……私以外ね?


だから、公で話をすれば狙われる。



疾風「とりあえず蒼依急がないとな?
蒼依の正体は自力で調べろ。
じゃあなー!」



そういって私たちは屋上からでた。



まさか、本当に私の情報を探していたなんて。