*蒼依side*


ただいま私は男5人女1人の中に囲まれております。


いやこの経路にたどり着くまでにいろんな物語があったけどね。


1つずつ説明していこうと思う。


まず目の前にいるのは王覇のやつらね?


囲まれているよりも私が呼び出したんだけど。


なんで呼び出したかは昨日の星とのやり取りを思い出してもらえばわかるはず。


つまり自分の過去をすべて聞いてもらうために呼び出した。


これくらい言えばわかるよね?


ただいまの時刻昼過ぎ。


夜から交流があるから遅くても5時にはこちらを出る。


さすがに五時間もはなすって事はないから時間に追われることはないはず。


魁柊「今回は何?」


潤「ってか今日は星さんいないんだな?」


蒼依「ずっと星が私の横にいるわけでもないしね。
それに今日は自分の過去を話そうと思ったから星は呼ばなかった。」


もう鬼ごっこは終わり。


逃げるのも疲れたしね。


とりあえず紺野組の話からだよね?


一杯ありすぎてどれから話そうか悩む。


蒼依「長いけど聞いてほしい。」


私はみんなの反応をうかがいながらも話を進める。


蒼依「まず紺野組の時の話ね...。」


───...


私は紺野組のたった一人の子供だった。


だからこそ可愛がってもらった。


それに紺野組って事もありたくさんのヤクザから命を狙われた。


そんな事もあって自分の身は自分で守れるように常に喧嘩の特訓をさせられた。


でもそれは自分は苦ではなく逆に楽しかった。


少しでも組長を助けれるならって思うと頑張れた。


そして私は小学3年生で下っ端の奴等の誰もりも強くなり小学4年生で組長と並ぶほどになった。


でも私が強くなる度に回りから人は消えていった。


“ヤクザの子だから”と“殺されがねない”とみんな思って回りからは誰もいなくなった。


でも自分はヤクザに生まれた事後悔はしなかった。