一途な彼と不器用彼女①





戒「さっきは悪かった…。
そ、その、肩を触って。
こんな事になるとは思わなかったんだ。」



あ、この人は確か一番責任力があるってクラスの王覇の関係者がそう言ってたような。


“戒さんのそんな所が尊敬する”って言ってた。


それも大きな声で。


だから本気で聞きたかったわけじゃない。



蒼依「別に平...」



「「蒼依の肩に触れただと?」」



しまった、疾風達にバレちゃうとめんどくさいんだよね…。


過保護すぎてって感じ。


色々と制限かけられちゃうし…。



疾風「てんめー...!!!!
蒼依の肩に触っただと?あ"?
てめーのせいで蒼依の寿…」



蒼依「こら、疾風。
そこは内緒でしょ。」



疾風「わりー…。」



はぁ、根はいい人なんだけど。


熱くなっちゃうと口が軽いっていうか。