一途な彼と不器用彼女①





潤「それよりあそこで寝ている女の人だれだ?」



「「は?(え?)」」



一瞬俺は潤の言っている意味がわからなかった。


誰かが屋上に来ているだと?


それも女が。


屋上は俺らの溜まり場だ。


そこにこれる女は決まってる。


俺らの関係者だけ。


それ以外の女が、いや男でもそうだ。


ここの敷地を跨ぐなんてあり得ない。



でも女は皆女は同じだ。


女なんて全員“嫉妬の塊”。


ただ、そんだけの生き物だ。