いい子になればお父さんはいつも頭を撫でてくれたから...。
・・・
でも私はいい子じゃなかったんだね...。
私は完璧にいい子になれなかったんだね...。
そういやお父さんの腕の中も好きだったっけ?
なんて思い出していたらついつい私は疾風の胸に飛び込んでしまった。
疾風「っ!??
蒼依どうした!」
っ!?
私は今疾風を誰と被せた...?
お父さん...?お母さん...?
どちらにせよ私は臆病だ。
いつまでたっても過去に引きずられているから。
こうして私は周りを巻き込むことしかできない。
今だってそう。
疾風をお父さんにかぶせてしまった。
お父さんは死んでいるのに...ね。
今の私の行動は疾風だけでなく空良や王覇のみんなも驚いていた。

