はぁーお腹いいんだけど...。
でもこれで食べなかったらあとあとうるさいし...。
一口だよね...はぁ...。
パクッ...。
うんもう食べれない...。
ってかこの味飽きてきた...。
もっと飽きないようなやつ作ればよかった。
なんて思っていた私だけど疾風はすごく嬉しかったのか
疾風「よく食べたな!」
そういって笑顔でポンポンって頭を撫でた。
疾風の手は好きなんだよね...。
私の...お父さんに似た“手"だから...。
───
蒼依「あ~!パパおかえりぃ~!」
パ「お!蒼依いい子にしてたか?
パパが仕事に行っている間ママの言うことちゃんと聞いてたか~?」
蒼依「うん!ニコ
私ママの言うことちゃんと聞いてたよ!」
パ「よしよし!蒼依は偉いな~!」
───
そう言ってお父さんはいつも私の頭を撫でてくれた。
そのおかげで私はいつしか“いい子”を演じるようにした。

