一途な彼と不器用彼女①



まだ半分すら食べれてないよ。


みんなもまだ食べれてないんじゃないの?


......................。


あら私だけが食べれてないみたい。


みんな食べるの早いのね...。


私少し急いだ方がいいのかしら?


でもみんなを待たせるのも悪いしね。


さっきも2時間ほど待たせたのに。


戒「夏々ちょっとまてよ。
まだ蒼依半分も食べれてないんだぞ?」


夏々「もー蒼依早く食べてよー!」


そういって頬っぺたをプゥーって膨らます夏々...。


今のは優依並みの可愛さだったわ...。


だって証拠に魁柊顔真っ赤じゃん?


まー彼氏だから真っ赤になるのはわかるけど...。


やっぱり...


蒼依「ごめん疾風これあと食べといて。
もーお腹いいから。」


人を待たせるのはあんまりいい気にならないよね。


自分も出し相手も暇だろうしね。


疾風「お前全然食ってねーじゃねーか!
それで腹一杯って...。
最後の一口...一口でいいから食え!な?」


そういって疾風はホークにクルクルって巻いて私の口の前まで持ってきた。