キミ色の夏



顔が赤いのは、キスのことを考えてたせい……。

……柚希くんと二人きりで、すっごくドキドキしてるせい……。



「ほんと、大丈夫だから……」

「俺の部屋行って少し休もうか」

「……えぇっ!? 柚希くんの部屋っ!?」


「ベッド貸すから少し寝ろ? な?」



ベッド!!

ますます変なことを考えてしまうんですがっ……!?



「わ、私 本当に大丈夫だからっ!!」

「いいから、ほら」

「きゃっ……」



うそっ……。

私っ、お姫様抱っこされてるッ……。



「お前、ほんとに体熱いじゃん。 まさか、夜中に腹出して寝てるんじゃないだろうな?」

「だ、出してるわけないからっ……」

「だといいけど」



うぅ……私のことをことをお姫様抱っこしてるのに、柚希くんはいつもとまったく同じ。

なんだか私だけが焦っているみたい……。


……距離の近さにドキドキしてるのは、私だけなのかな……。