キミ色の夏



普通に考えればわかることだ。

瑞希くんは中学時代にツラい思いをした。


そんな人が、剛くんのようなことをするはずがない。


たとえ二人きりだったとしても、

瑞希くんは私に何もしないし、瑞希くんの彼女である愛夏ちゃんもそれをわかってる。


そうだよね。

何も心配しなくてもよかったんだっ。



「愛夏ちゃんありがとうっ。 私、これからも堂々と瑞希くんと会えるよっ」

「あ、でも……徳子ちゃんは可愛いから、ちょっと心配……」

「えぇっ!? 何を言いますかっ!! どこからどう見ても愛夏ちゃんの方が可愛いよっ!! ていうか私は全っ然可愛くないからっ!!」


「そんなことないよっ!! 私なんて全然っ……!!」



と、愛夏ちゃんと言い合いをしていた時、

男の子二人がズイッと前へと出てきた。