キミ色の夏



あ。

ていうか、彼女さんが居るなら、私と二人きりってマズイかも……?



「ね、ねぇ瑞希くん。 私と二人きりで勉強してたら、彼女さんに怒られない……?」

「たかが勉強会でしょ」

「それはそうだけど……彼女さんが勘違いしちゃうかもしれないし……」


「俺は何もしないし、柳井だって俺と寝たいとか思ってないでしょ? だったら平気」



……それでいいのかなぁ。

そりゃあ、ただの勉強会だし……瑞希くんと寝るとか、そんなの考えたこともないけど……。



「でも、500円でキスするとか言うのは微妙なラインだと思う……」

「あ、やっぱり俺とキスしたい?」

「もうっ、そんなんじゃなくてっ……」



彼女さんに勘違いさせるような発言しないでよっ。


と言おうと思った時、リビングのドアがガチャリと開いた。