愛しい華



「あんな事されて確かに母さんはあの人を怖

いと思った。刃向かったのが初めてだからか

もしれないけど今まで小さな喧嘩は沢山し

てきてもあんな顔して怒るあの人は見たこ

となかったのよ。だからあの人がどれだけ

組の事を大切にしていてあなたを継がせた

かったのかが今更理解できたの。」




母さんは懐かしむように真っ青な空を見上げながら話した。







「そんな何かを大切に思っているあの人のこ

とを母さんは嫌いにならない…というかな

れないのよね~フフフなんでかしらまぁ答

えなんかわかってるんだけどね」








俺の顔を見て母さんは満面の笑みで

「母さんはあの人のああいう所も含めて愛していたから」

そう答えた。