私も二歳になったくらいかな
初めて叔父さんに会った。
叔父さんは櫻井琉也にそっくりな性格。
パパとは正反対。
ママも叔父さんの事は好きじゃないらしい。
だから。言ってしまったんだ。
「叔父さんってパパと正反対だよね。ママも叔父さん好きじゃない~って言ってたよ?」
その瞬間叔父さんは私の首を掴んだ。
「黙れくそガキ!!お前に!お前に何が分かる!!」
「おい!!雷也!何やってんだゴラァ!!!!!!」
パパが物凄い勢いで叔父さんを殴った。
「菜々美!!!大丈夫!?」
「ひっくままぁ~こわいよ~」
「ははははははははははは!!!」
「何笑ってだ!!!」
「姉さん。俺は姉さんがずっとずっと好きだったよ。」
「何言ってるの雷也くん…」
「そのまんまだよ。俺は姉さんの事を兄さんよりも前から愛してた」
「黙れ雷也。美菜実は俺のだ。」
「なんで兄さんなんだよ!俺の方が先に姉さんを好きになった!!俺の方が姉さんを愛してる!」
「やめて雷也くん!!私は菜生紀が好きなの!!愛してるの!!!気持ちは嬉しいわ…でも私は菜生紀の妻で菜々美の母親なの!!」
「はっそーかよ…俺の事愛さなかった事後悔させてやるよ。兄さん俺は桜蝶を辞める。」
それを最後に叔父さんは姿をくらませた。
そして叔父さんが新しく作った族“血桜”が攻めてきた。
パパはもうその時桜蝶を引退して恭ちゃんの代になってた。
ちょうどその時は桜蝶の倉庫に家族三人で遊びに行っていた。
パパは急いで応戦した。
ママと私は幹部室にある隠し部屋に隠れていた。ここなら誰にもバレない。
そう思っていたとき…ガチャ…ドアが開いた
「久しぶりだね姉さん。菜々美ちゃん」
前まで桜蝶の副総長だった叔父さんは隠し部屋の場所なんて知っていた。
「雷也くん… 」
「姉さん言ったよね。俺の事愛さなかった事後悔させてやるって。今その時が来たよ」
「私はどうなってもいいから!!菜々美は!この子だけは助けて!!お願い!!」
「それはできないな」
「どうしてよ!!この子は何の罪もないじゃない!!私が悪いんでしょ!?だったら桜蝶にも攻めてこないで私だけを殺せばいいじゃない!!」
「それじゃあ意味がない。姉さんの大事な人を傷つけて傷つけてやらないと姉さんの悲しむ顔が見れないだろ」
「そういうところが嫌だった。私は雷也くんのそういうところが大ッ嫌いだった!!」
「今から殺されるのに随分ペラペラ喋るんだな」
「もういいや。まとめて二人殺すことにするよ。さよなら姉さん。菜々美ちゃん。」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!」
バーンッ!!
銃の音が鳴るよりも前にパパが助けに来た
でも…パパは
お腹から血を流して倒れていた。
「菜生紀!!菜生紀きっかりして!!」
「ぱぱ!!死んじゃヤ!」
「美菜実愛してるよ…菜々美も愛してる…だから逃げろ…」
「嫌よ!!菜生紀が居なくなるくらいなら私は!死んだほうがマシよ!!!」
「ふざけたこと言ってんな…お前が死んだら菜々美はどうする…菜々美を守れ」
「菜生紀…愛してる!!!ずっとずっと愛してるわ!!!だから…だから…」
「大丈夫だ…俺も愛してるまた海行こうな…行け!」
「菜々美行くよ!」
ママは私を抱っこして逃げた。
かと思ったら恭ちゃんの所に行った。
「恭平…」
「美菜実さん!大丈夫ですか!菜生紀さんは!?」
もう叔父さん以外の奴らはやっつけたみたいだった。
「恭平…菜々美の事よろしくね」
「どういうことですか!?」
「私は菜生紀の所に行く。その後に雷也くんも殺して欲しいの。3人でやり直してくるわ」
「何言ってるんですか!じゃあ俺が行きます!」
「お願い恭平…最後のお願いだから…ね」
ママが今まで以上に可愛い顔で笑った。
「まま?」
「菜々美…恭平のいうことちゃんと聞くよの?」
「うん!!」
「じゃあね…」
そういった数分後バーンッ!!という銃声が聞こえた。
その瞬間恭ちゃんは私を違う仲間に預けて叔父さんを殺した。
