「だから好きじゃなくても守ってやりたいとか、少しは変えてやりてぇとか思っちまうんじゃねぇのか?」











琉「………」











航「琉也…」










「はぁ。俺ももう引退した身だ。今の桜蝶に

首を突っ込むつもりはねぇ。だけど、アイツ

だけは…菜々美が関わってくるなら話は別

だ。俺はもうこれ以上菜々美の傷付くとこ

ろを見たくはない。だからあいつの望むよ

うにしてやりてぇ。中途半端な気持ちで

菜々美に関わるな。」










大「恭平さんは菜々美とどんな関係なんすか?」











「菜々美は……俺の大切な人の娘だよ。」












玲「へぇ~♪菜々美ちゃんと恭平さんが知り合いなんてびっくりしたよ~♪」











「あぁ。それ以上は何も言えねぇよ。菜々美との約束だからな。倉庫に連れてくからお前らが決めろ。」