琉「おい。」
櫻井琉也に階段で呼び止められた。
めんどくさいなー。
「なに?」
琉「お前過去に何があった?」
「は?別に何もないけど。」
琉「嘘つくな。何もなければそんなに目は死んでないはずだ。今のお前の目は何も写してない。いや、写そうとしてない。」
やっぱり…
1番嫌いなタイプだ。
「もともとこういう目なの。死んでるも何もこういう目なんだからしょうがないじゃない。文句があるなら私の父親と母親にいいなさいよ。」
琉「もともとそんな目なわけねーだろうが。」
「ていうか、私の目が死んでようが生きてようがアンタには関係ないじゃない。」
琉「関係は…ある。」
「ないわよ。逆にある方が可笑しい。」
琉「俺はお前に心から笑ってほしい。だから関係ある。」
「私は一生あなたの前で笑う事なんて無いと思うけど。」
琉「俺がお前を惚れさせて笑わせてやる。」
「は?私が櫻井琉也に惚れる?ありえない。てか何で私がアンタに惚れなきゃいけないのよ。」
琉「んなの一つしかねーだろうが…
俺はお前に惚れた。だからお前の事を俺に惚れさせる。」
