一時間目は国語らしい。









めんどいな。サボッちゃお。









教室をでてサボれそうな場所を探す。









あっ!屋上でも行こーかな!









その辺の階段を登ってウロウロしてるとやっと屋上の入口らしきものの前にたどりついた。











ガチャ…ギィィィィ…

さびて変な音がする。











今日はいい天気。ねるのに最適な気温。










サボるにはもってこいの日だ。










ねーちゃおっと!









………
「ん~…っ!!!だれ!?」








起きて目の前を見たら知らない男四人に囲まれていた。










「誰って…それこっちのセリフなんだけどな~♪♪君噂の転校生でしょ~?噂どうりかわいいね~♡俺と一緒に遊ばない?」










何こいつ…てか噂って何?チャラ男…









「おいおい勇人いきなりナンパはダメだろー!ごめんね菜々美ちゃんびっくりさせちゃって」










なんか…お兄ちゃんみたいな人…










「うわ~!本当に可愛いね~♡僕と一緒にお菓子だべる?おいしーよー?」










弟みたいな甘えん坊だな…










「お前…何でここにいんだよ…」











こいつ…「櫻井琉也…」










「おっ!なんだなんだー!?もうそーゆー関係なのー?」










「2人ってもう知り合いだったんだ。流石だね~」









「琉也君と菜々美ちゃんって何か似てるね~♪♪」









「覚えてたんだな。お前明かに俺の事嫌いそうだったから覚えてねーとおもってた。」









「嫌いな人ほど記憶に残る。人間ってそんなもんでしょ。」










「やっぱり俺の事嫌いなんだな。」










「当たり前でしょ。あんたみたいなタイプ一番嫌いよ。」










「えっと~…まずさ、俺達の自己紹介させてくれない?いい?菜々美ちゃん。」










「別に興味無いけど。」










「いいのいいの!俺達が勝手にしたいだけだから!まずは…」










「1番最初はやっぱり俺でしょ~!俺の名前は白川 大地-シラカワダイチ-桜蝶の副総長~!よろしくね!菜々美♡」









「じぁ~次は僕ね~♪♪僕の名前は池田 玲央-イケダレオ-よろしくね~♪♪」









「じゃあ最後に俺。俺の名前は笹原 航太
-ササハラコウタ-よろしくね。菜々美ちゃん。」









「私も自己紹介した方がいいの?」









航「できればしてほしいけど菜々美ちゃん、自己紹介とか嫌いそうだから嫌ならしなくていいよ。」










「いや、皆してくれたから私もする。私の名前は藤咲菜々美。今後関わることなんて無いと思うけど一応よろしく。」











玲「何で関わることなんてないと思うの~?」










「私自身が貴方達と関わりたくないから。」








そう言って屋上から出た。