付き合おうとかいらないから。



そんなの…
最初からわかってた

自分の気持ちだもん

それでもがんばって好きになろうって
思った。

このひとならって

「好きになりたかった。
でもなれなかった。」

「もう一個答えてほしいんだけど」


あれ?えっとー?
加絵さん?
この感じは素がでてますね…

いーやな予感。

「春川は?」

「…好きに決まってんじゃん」


予感適中だ!

って。

ん……………?
なんて考えてるときには

時!すでに!おそし!

「やっぱそうなんじゃん」

「いやっ、あのっ!」


やられた…
いや、あたしがバカなだけだぁー…

「もういいよ。りおな」


あーあ。ほんと加絵ってばこわい

加絵にはなんでもお見通しだったんだね。

「加絵~…あたしね…」

「うん。待ってたよ」


それから、あたしは
春川と起きたこと
小泉と起きたこと

すべて加絵に話した。

「叶多くん大胆~」

ぜんぶ話してやっぱりそこかい!

と心のなかで一回だけつっこませてね。

「ちょっと…」

「冗談よ。
もっと頼ればか」

「うっ」

「なんのためのあんたの友達よ
ばかすぎてほんと参る…」

「かっ加絵…素が…」

「この際もうどうでもいいわ」


うーんいいのかな?
教室で話してたわけで
クラスの方々おどろいてるけど…

「あっ!!!!」


やばい。春川教室にいるんじゃ…

隣にはもちろんいないし。
春川の姿を探してもどこにもいない
あれ?

「春川なら毎日教室来てないからね」

「え!?」


知らなかった。
だから見かけなかったんだ

てか毎日!?
あのひと何しに学校にきてんの…

「はぁー
なんか疲れたわ」


そう言う加絵の変わりように
まだ驚いてる人が数名…

「あーあ。いいこぶってることばれちゃったね」

「もういいの。あれ疲れるから」

「いいこぶってたんだ…」


なんて所々で聞こえてきた。

そりゃびっくりするよね
あたしも初めて知ったときはびっくりしたもん
うんうん。なんて納得していると

「はやく叶多くんと話してきなよ」

「あっ、そうだ」


携帯をひらいて小泉に連絡を取ろうとしたとき

ふと思い出した。

「あたし春川のことブロックしてたんだ!!」

「はぁ?」

「すっかり忘れてた…」

「…いっかいバンジージャンプしてこい」


なんでバンジージャンプ?
なんて思いながら
春川のブロックを解除した。