「ん……………」


「あ、起きました?おはようございます」


鬼宿は目を開ける。

目の前には微笑む輪廻の顔があった。


「うわぁっ!?」


鬼宿は後ろへ飛び退いた。


「大丈夫です?あ、そろそろ出ようと思うんですけど疲れてます?」


人の体力や限界なんてどのくらいだったか覚えてないからなぁ。


「俺はともかく、…………お前は大丈夫なのかよ」


「余裕です」