「輪廻!今、帰り?」


「そうよ」


「なら、一緒に帰ろうよ」


私の隣を歩く少女は笑う。


「そうね。でも私、図書館へ寄りたいんだけど」


「ほんと?私も図書館に行こうかって思ってた」


やっぱり、私達気が合うね。

幼馴染みなだけある。


「青ちゃん、行かないの?」


「行く行く。ちょっと待って」