昨日と同じ、違う君




「結羽、また探してるの?」


首をかしげながら近づいてくる


『んー、さっき自分でも同じようなこと考えてたよ』


「諦めが悪いって?」


『さあ~どうでしょうね』

校門にぞろぞろとやってくる人たちに目を向けながら
答える私に

「何か思い出せた?」


『ぜんぜーん』


「その彼のこと分かんないと私も協力できないよ」



『顔をぼんやりとは覚えてるんだけどね。
2年前だし、自分の中で顔を書き換えてる気すらするよ。』



「あー、あるね。自分の好みの顔に近づけちゃう事。

でも、案外諦めた時に出会ってその顔にピンと来ることもあるかもしれないよ」


『そうだよね。とりあえずは勉強だよね!』


「そうだよ!だから放課後、数学教えて!いや、教えてください!」


玲ちゃん……。