「それじゃあ、始めますか」 吉川くんが掃除道具を持ってきてくれたらしい。 でも、正直…。終わりそうに無いんですけど! 放課後の掃除で終わる量じゃないって! まる1日かけても終わるかどうか…。 だれだよ、前の数学の教師。 しょうがない。ここはトンズラす… 「はい。椎名さん。」 ほうきを渡されながら 吉川くんから(逃げようなんて思ってないよね?) みたいな視線をビリビリ感じるわ。 「あ、ありがとう、ございます。」 帰りたい。ハヤクオワレ。 「じゃ、椎名はこっちを頼むな」 『あ、はい!』