死んだ恋の告げ口

恋愛(ピュア)

日ノ出/著
死んだ恋の告げ口
作品番号
1218974
最終更新
2015/05/30
総文字数
449
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
19
いいね数
0

僕を置いていってしまった、すべての優しい人たちの為に、この話をします。
彼らや皆さんのように、自分の中にあるものをそのままお見せできるとは到底思えませんが、どうか、笑わずに聞いていてください。

眉を下げて、瞼の力を抜いて、緩く口許を曲げて、そんな顔で僕を見ないで。
蝉の鳴き声が雨のように庭を騒がせている。仏壇と、線香の匂いと、君の写真。
あの夏の日の、あまりにも鮮やかなさようなら。

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