私と紗彩にが猛ダッシュ正門を潜った瞬間にチャイムがなった。 ギリセーフ! 息切れしてる紗彩は頬がピンクで男子が見たら、イチコロだなーって思った。 あ、別に私はレズじゃないよ? 紗彩は自分では全然モテないとか言ってるけどそんなことない。 見た目もまあまあだし、勉強もスポーツもいい方だし! そんなこと、思われてるとも知らない紗彩はつぶやいた。 「ふーっ。つら...最近部活出てないからなー。」 「たしかに。って、紗彩。だめじゃん。テニス部ただでさえ2年、少ないのに!」