足の力がふっと抜けた。 でも。 「なにやってんの、先輩。 腰が抜けるのはまだ早いんじゃない? 夜はこれからだよ。」 そこを、朝岡に担がれ そのまま朝岡の愛車に引きずり込まれる。 もうだめだ。 本当にそう思った。