「倉庫で資料探しに行きましょうか。」 こいつには悪気ってものがないのだろうか。 軽い足取りで倉庫に向かう朝岡を見て そう思った。 ギィー 「うわー、倉庫やっぱり嫌な臭いしますねー。」 そんな言葉を無視し 「あんたは一番から三番の棚。 私は四番から六番の棚から探すから。」 そういって、四番の棚に脚を運ぶ。 ドンッ! そんな音と朝岡の手によって 私の通路が塞がれる。