君への想いを紙ヒコーキに。



コンコンコン


『へーーーーい』


おそらく声変わりはまだしてないだろうという声が聞こえる。


へーいって言われてもなんて返したらいいかわからずにいると


『誰?』


不審に思ったのか彼が警戒した声で聞いてくる。


ドアのまえで固まってる私。


『あ、あたし!歩架!』


ついじっちゃんの部屋に行く時の調子で言ってしまった。


『は?』


男の子のマヌケな声。


『昨日の!本の!』


ガタガタガタッ


椅子からずっこけるような音が聞こえた。


『ちょ、ちょっと待て!』


『え?』


『まだ開けるなよ?』


そう言って男の子はなにかしたのか


『いーぞ』