「どんな写真撮ってるの?」







「ほとんど風景かな。人を撮るのは苦手なんだ。」







「そうなんだ。」






「今度写真みる?そんなすごいものでもないけど。」





そう言って笑う夕暮くんはほんとに楽しそうで、こっちまで笑ってしまう。






「うん、見たい。」






そして、1時間後委員会も終わって、帰る準備をしてた。






「市原さんチャリだっけ?」






「あ、うん。夕暮くんは電車だよね。」







「うん。靴箱まで一緒に行かない?」







まさかそんなことを言われるとは思ってなくて、一瞬固まってしまった。





「あ、ごめん。迷惑かな?」






「え?そんなことないよ!うん、行こう?」






そして、靴箱まで一緒に行って、バイバイした。