初恋triangle

「あ、市原さん。こないだの委員会の資料なんだけど…」






「あ、私まとめとくから大丈夫だよ。ありがとう。」







そして私は足早に席に戻った。


ほのかちゃんがドアから見てるのが見えたから…。







「ちょっと桜花。どうしたの?夕暮くんにそんなそっけない態度…」







りっちゃんは心配して近寄ってきてくれる。





「…うん。大丈夫だよ。」






「桜花…?」







そして、帰りは一人で帰ることにした。
りっちゃんには埋め合わせは必ずすると約束して。






「ただいま…」






「おかえり。あら、どうしたの?元気ないじゃない。」






「大丈夫だよ。」






「そう?」






そう言って部屋に行くとベッドに電気もつけず座った。






「はぁ〜…。」






どうしてあんなこと言っちゃったんだろう。
そっけない態度取られて傷つくのは夕暮くんなのに…。