「萌、おはよ♪」



「おはよう、有紀」



「行こっか♪」



私たちは歩き出す。



有紀はきちんと節度を守って接してくれる。



優しいなぁ、そんな所が好きだったんだよなぁ~




『ハッ』



なに?私の初恋の人は


別河くんなのに……


もしかしてあの事が関係してる……?





「萌?どうしたの?体調悪い?」





「ううん!大丈夫だよ」





「でも……」






「大丈夫だから、ね?」





有紀は渋々黙った。





まぁ、そんやこんなで学校着いて平和に過ごしました……




まぁ、別河くんのことは避けてたけど




そして今、一人で下校中です……




有紀も七海も用事があるみたいだし……

そうだ!ア○メ○ト行こ!



颯真になんか買ってってあげよう♪





そして、私はアイツに会ってしまった……



行かなければ良かったと何度も後悔した。



でももう遅かった……






「よし、颯真へのプレゼント買うぞー(←目的変わってる)」





「あれ、萌じゃん!
久しぶりだな★」





突然、見知らぬ人が現れた


しかも、私を知ってる?

それに、なんか、この人が目の前に現れた途端、心に嵐のような渦が出来た





「……えっと、すみません

貴方誰ですか?」





と、まずは1番大事なことを聞いてみた。

見た感じ、同い年くらいっぽいけど




「萌?俺だよ覚えてないの?」




「……すみません」




「なんで!?なんで俺のことを覚えてない!俺だよ、荒椙竜{アラスギリュウ}
だよ!?」




「…………!?
 痛い痛い痛い痛い痛いっ!」





頭が割れるように痛い!

誰なの?この荒椙さんは?

なんか、心も体も拒絶してる感じ……

誰……?




「なんで……こんなに俺は萌のことを
想ってるっていうのに……なんでワスレテルノ?

オレノコトスキデショ?
マタアノセイカツニモドリタイノ?」



あの生活……



''ねぇ、萌
俺さ、知ってるんだよね
萌のキ・モ・チ''


''萌、お前が好きなんだっ!
なのに、なんでお前はっ
俺のキモチをこんなに……っ''




「思い出したよ全部全部ね!

久しぶりだね……竜っ!


そして、あのことも」




「ハハッ、バレてたか♪


でもね、それを萌が知った。ただそれだけ。他は何も変わっちゃぁいない。


オレノモエニタイスルオモイモネ★」





「まぁこれからは仲良くいこうかネ♪」




……なーんて言うわけないじゃん


この暴力男に