空side☆

今、僕は御主人の手を引いて家から近い河原を歩いている


さらさらと水の流れる音と子供たちが楽しそうに遊んでいる声がする


僕らは綺麗に舗装された河原の土手に座る


話すのには緊張する、一度軽く深呼吸をして口を開く


「昔、僕には貴女の前にもう一人御主人がいました」