「っはぁっはぁ…」


「ふ~~~走った~~
超疲れた!!!」


「こっちが疲れたわ。
全くどういうつもりなの!!!!
いきなりなんなの!!!」



手をつかまれて、いきなり走らされて。
屋上に来たら手を離されて。
大貴くんの考えてることよくわかんない!!!!



「たくさん走ったら少しすっきりしただろ?」


「え?
何言ってんの??」


「なんで頑張れなんて背中押したんだろう。
こんなはずじゃなかったのになぁ。
こんなに蓮に会えなくなるなんて思わなかった。
こんなに生活が変わるなんて思わなかった。