当り前だ。
美波は俺が迷ってるときに背中を押してくれた。
美波との約束があるから頑張れるんだ。
だからいつか結果が残ることがあって、その時に美波が受け取ってくれるのなら俺のサイン一号は”美波”って決めてある。


「おい、おい。
何妄想にふけってんだよ。
本当に美波ちゃんが好きだな。」


「うっせ。」


「…いつ告白するんだよ。
このままにしておくつもりか?」


「…。」


「せっかく自分の気持ちに気づいたのにこのままなんてもったいなくねーか?」


「美波はさ、今も俺を幼馴染って思ってくれてるんだ。
美波には、俺に対して恋愛とかそういう感情はないんだよ。
だから俺が自分の気持ちを勝手に伝えたらきっと見ないを困らせる。
このままでいいんだ。このままでも俺は美波と一緒にいれるから。」