いつもの帰り道。
前までは何気ない道だったのに今はきらきらして見える。
夕焼けに染められた道はオレンジ色に染まりとてもきれいだった。


「あのさ。
この前はごめんな。
正直すごく悩んでることがあって。
自分の中でいっぱいいっぱいで。
このまま美波といると美波を悲しませる、と思ったからあんな言い方した。
でもあんな言い方サイテー…」

「もういいよ。
私も悪かったもん。
全部を聞こうとしてた。
連のことで知らないことがあるのが怖くて。
だからすごく聞きたくなっちゃって。」

「全部話す。
俺が今考えていることすべて。」