自分の決めたことを始めたとき。 それに失敗したら、その時は立ち直れないかもしれない。 壁を乗り越えることができるか。 不安で仕方ない。 「あとはもう何も言わない。 私はあなたの偽りの心を知りたい訳じゃない。 本当の気持ちで応えてほしい。」 そう言って俺に案内を返して帰っていった。 一人で返る道。 憧れの世界だった。 映画などを見ることが大好きだったから自然と演じることに興味もあった。 でもその興味本位で飛び込んでいいのか。