「お待たせ、カフェプチーノだよ。」
「サンキュ。」



二人で駅近くのスラバへ来る。
ここは俺らのお気に入りの場所だ。
決まってどこか行こうとなると必ずここへ来る。



「蓮。
何か困ってる?」
「え?」
「…そんな気がする。
だから聞いただけ。
別にいいよ、無理して聞くつもりはない。」



いつもこうだ。
幼馴染だからなのか。
何かを察するかのようにすべてを見透かしているような目で見てくる。