「事務所的にだってこんなことはしたくなかった。 でもこれは仕方のない決断だったの。 Marieにはあたしたちの方からすでに話は通してあるわ。 アイドル同士の熱愛なら話題を呼ぶわ。 仕事にも+の影響になることもある。 だから…」 そんな…。 こんなことって…。 初めてのことだった。 隣の奏楽も心配そうに見てくる。 「じゃぁそういうことだから。 奏楽にもよろしくね、」 マネージャーはそういって電話を切った。