奏楽? なんか聞いたことのある名前…。 まさかね。 まさかそんなはずはないよね。 同姓同名ってよくいるし、あり得ない。 「入るよ~。」 「どぞー。」 そして真衣ちゃんは自分のヘやでなく、隣の部屋へ入っていった。 「え!!!どういうことなの??!! どうしてここに奏楽くんと蓮がいるの??!!」 「落ち着いて、美波。」 「落ち着けないよ!!!! どういうことなの!!!」 「初めまして、かな。 美波ちゃん覚えてないよね。 たぶん…ずっと昔の話だし。」 「え、はい。」