「ごめん。 俺が言うべきだった。 だから言わせてほしいんだけど。 俺も、お前が好きだよ。」 ようやく言えた。 美波。 お前が好きなんだ。 高校生になってようやく進もうとする俺たちの関係。 今まで楽しかったな、美波。 だけどこれからはちゃんと未来に向けて二人で歩いて行こう。 そんな風に考えるのはおれにとって美波だけなんだ。 「う…」 「は?」 「う…う…」 なんで? なんでこうなる? 「なんでお前泣いてんだよ!!!」