私のパパは最低な人だった。

小学生の私が薄々思っていたこと
《パパとなにしたかな…》
《楽しい思い出がない…》

そんなことを思っていた4年生のころ
パパが借金をしてまでパチンコに
いってたことが判明した。


ママ、パパ、そして真緒と
まだ小さな妹、梨緒



「梨緒にはわからないと思うから
真緒に聞くね」


「真緒はパパいる?」

頭が真っ白になった




でもよく考えたらパパは
いつもママのことを泣かせて
困らせて苦しめていた。



「いらない」
自然に出た言葉だった



「離婚しよう」
「わかった」


後から真緒の言葉で決まったって
理解できるようになってきて
子供ながらにそのとき後悔した







そんな気持ちもそのときぐらいで
ママが同じ職場の人と付き合った

最初は男なんてみんな一緒だ
またママのこと泣かせるんだって
思ってた



最初だけ。



今はその人のことをパパと呼んでない
名前で呼んでる

そっちの方が話しやすいだろって
今度は本当にいいパパをもらった‼︎