今日から2年生だ。


1年時のクラスは全然だったけど2年のクラスには

中学時代の知り合いが何人かいる。


少し心が軽い


学校なんてめんどくさいだけだけど

今年度こそはちょっとは楽しめたらいいなーなんて思ったり



うちのクラスの担任は高橋先生というらしい

今年からこの学校に赴任となる数学の先生



どんな人なんだろうってあんまり期待しないで席に着いた



しばらくしたら白衣を着たぷくぷくの中年おじちゃんが入って来た


先生の最初の挨拶とか全然耳に入んなくて

とりあえず、その輝く頭頂部と申し訳程度に生えてるふわふわの

赤ちゃんみたいな髪の毛に目を奪われた


十数センチの数十本が風にたなびいている




思わず笑ってしまった


辺りを見渡すとクラス中が笑顔。


きっとこのクラスなら上手くやっていけると思った瞬間だった




すると不意に先生が白衣を脱ぎ出した


私は吹き出した


前の席の子と目が合う

「ね、ちょ、やばくない?」

「やばい、切ないwwww」

「男はつらいよってねwww」



なんでも白衣は受け持った三年時のクラスの生徒が

送ってくれるものだとかなんとか



白衣を生徒に見せようと脱いだら自然的に

先生はワイシャツ1枚になる、と同時に覗く

透けた健康インナーとおじちゃん先生のたるんだ肉体は

多感な女子高生には少し刺激が強かったのだ




前の席の琴と一緒にいるのは楽しかった

同じ高校の人と一緒にいて楽しいと思ったのはこれが初めてかもしれない