するといきなり急に視界が暗くなり、視線を上げたときだった。





「…ふーん。こうやって見下ろすの、悪くないね。」




そう言って悪魔の笑みを浮かべた朔。



顔の真横には朔の大きくてきれいな手が壁につかれていた。

…そう、壁ドンだ。



美形がさらに際立つ表情に悔しいけど見惚れてしまう。






「で?初壁ドンのご感想は?」



「…今こんなにかっこよくたって、将来ハゲるんだからね。」




「……美丘は変わってるよね。」




私も思うよ。こんな素晴らしいイケメンに壁ドンされてこんな謎な感想言えるの私くらいだ。