とりあえず、話が見えない私は、



「とりあえず、キミたちが和樹くんに対して理不尽な不満を持ってることはわかった。」




いつものことだ。

どうせ、理不尽なお願いでもしたんだろう。


それに和樹くんは困りきったんだろうな。





「理不尽とはなんですかー!私たちは和樹くんに宙返りを頼んだだけです。」




「なのに、俺には無理。とか、それでも男か!って感じです。」




口を尖らせる舞ちゃんとナミちゃん。




「…ふたりとも、それいっちゃだめなやつ……」




呆れるななちゃん。




私の予想通りでした。