ねぇ、好きだよ



はい?


「いや、だってさ?

熱があったから、キスしたんだよ?

それを、わかった上で、私が

気にしてたら、申し訳ないだろ?

須川だって、したくてした訳じゃ

ないんだから」

そう言うと、なぜか

大きなため息をつく和美。


そして……

「この鈍感!!」


またまた、でっかい声で言う。


ってか、鈍感ってなんだよ……


「別に鈍感じゃな……」


「だから鈍感なの!!」


最近、言葉を遮られてる気がする……

そんなことを思いながら

すごい勢いで、鼻息をフンフンならす

ぐらいの、和美にこんなに言われたら

さすがの私も

「はい……すみません」

と、言うしかない。


いや、本心じゃないからな?


カンが鋭いんだ、私は!

女のカンってやつ?


でも、こんなにも言われたら

こうでも言っとかないと

落ち着かないんだ、和美は。