ってかそろそろ離してくれないかな……
昨日といいさぁ……
ドキドキすんのは私だけだから
結構辛いんだよ……
「そっか……」
「んーんーんー!!」
"そっか……"じゃねぇーんだよ!
とにかく手をどけてもらいたくて
声を出した。
「あ、わり」
そう言って手をどけてくれた。
「ちなみに、恵理は天然か
ただの馬鹿だから安心しな!」
急に和美がそう言う。
不敵な笑みを浮かべて。
そして何気なく私に対しての
失礼な言葉を述べて。
そしたら須川が少し顔を赤らめ
少し慌てたように
「あ、おう」と言って自分の席に
向かっていった。
なんか変なの。

