「ちょ!離してよ!!」
手をぶんぶん振り回すけど
全然離してくれない。
「俺らって付き合ってんだよな?」
「は!?急に何言ってんの!?」
意味の分からない質問に反論する。
「いいから、答えろ」
威圧感がハンパない……
「ま、まぁ、そうだね……」
下を向いて答える。
「もうキスもしたよな?」
なっ!?
思わず顔を上げるけど真剣な顔の須川に
また下を向く。
「は、はい……」
「じゃあ一緒に学校行こう」
「……無理」
「は!?何で!?」
「な、何でも!」
「理由言わないとここでキスするけど?」
ニヤニヤしながら言う須川。
こ、こいつ悪魔だ……

