ねぇ、好きだよ



「迎えに来た」

「は!?な、何で!?」

「はぁ?付き合ってるからに
決まってんだろ」

当たり前のように言う須川。

「ん!?え、ま、待って!
迎えに来たってことはまさか……」

目で訴えると

「一緒に学校行くんだよ」

さも当たり前みたいな感じで言われる。


「まままま、待って!!む、無理!」

そんなの無理に決まってるじゃん!
何を考えてんの、この馬鹿は!


「馬鹿じゃねぇよ!」

へ?あれ?今、私全部声に……

「出てたよ、完璧に」

げっ……


「で、でもそうゆうことだから!」


「は!?おい、待てって!」

早歩きで須川の前を通り過ぎるも
すぐ捕まる。