ねぇ、好きだよ



ーー翌日ーー

「恵理!おはよ!」

登校中に和美に会った。

「和美!おはよー」


そう言うと和美は目をキラキラさせて


「すごーい!もう女子だよー!恵理!」

そう言って、タックル……

いや、抱きついてきた。


「ありがとう!和美のおかげだよ!」


そんな会話をしながら

二人で教室に入る。


「おぅ、おはよ」


頭の上から聞こえてくる声。

頭の上から聞こえてきたから

そのまま上を向いて

「あ、おはよ〜」

と、言う。

そうすると、顔を赤くする須川。


なんでまた赤くなってるんだろう?


「また熱でもでた?」


そう言うと

「いや、そうじゃなくて……ってか、え?」


一人でブツブツ言う須川。

あ!もしかして!


「また不思議な現象?」

首を傾けて聞くと更に赤くなる須川。

「あ、うん、そう!」

そして慌てて自分の席に行った。


なんだったんだろう……?